咀嚼指導による肥満・メタボリックシンドローム予防

社会的背景

肥満・メタボリックシンドロームは死因に繋がる生活習慣病である。先進国を中心にその有病者の増加が深刻な問題となっている。我が国では、その予防策として特定健診・特定保健指導を導入した。しかし、メタボリックシンドローム該当者は400万人を超えており、年々増加している。さらに予備軍は300万人を超えており、より効果的な予防対策が急務である。

 

活動の目的

本活動の目的は、これまで行われてきた特定保健指導に加えて『早食いの是正』を中心とした咀嚼指導を取り入れることで肥満・メタボリックシンドロームの予防に取り組むことである。 

 

活動の概要

特定健診に参加した40~74歳の地域住民のうち、特定保健指導を受けることになった方を対象として、『早食いの是正』を中心とした咀嚼法を指導した。その結果、1年後の腹囲が平均2.7㎝減少し、57.1%の人にメタボリックシンドロームの改善がみられた。
 

期待される効果

本活動を通じて、肥満・メタボリックシンドロームの予防およびそれらに起因する死亡率の減少が期待される。さらに、この咀嚼指導を拡充するために持続可能な教育を通して、すべての保健担当者が必要な知識および予防法を習得できるようにして、公衆衛生の向上に寄与することを目指す。

担当者

© Okayama University

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