GAD(ジェンダー関連疾患)に対する包括的治療・研究・教育の国内拠点構築

本邦において性同一性障害:GIDを中心としたジェンダー関連疾患:GADに対して包括的な治療、研究、教育を行うための診療施設であるジェンダーセンターを有しているのは岡山大学だけである。今般、性別適合手術への保険適用が決定し、当センターはGID認定医育成のためのトレーニング施設としての役割を果たさなくてはならない。

臨床
整容面のみならず機能面も考慮した世界初の皮弁組合せ陰茎形成術を開発し、最低侵襲治療を指向した腹腔鏡併用腸管造膣術を導入してきた。
研究
本邦初の子宮移植を目指して同性・異性間生殖臓器移植研究を行っており、日本子宮移植研究会に理事として参加し他大学との連携を図っている。
教育
後継者育成に重点を置き、スタッフには海外研修や国際学会における発表を勧めている。

グローバルパートナーとしてベルギー・ゲント大学、オランダ・アムステルダム自由大学、韓国・東亜大学、タイ・チュラロンコン大学等がある。
現在、GID患者の生きづらさを見える化し、性別適合手術がGID患者に与える精神的効果を検証するためのアンケート調査を行っている。

 

参考URL

岡山大学病院ジェンダーセンター

担当者

© Okayama University

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