人文学研究を基幹とした老い・看取り・死をめぐる異分野協働研究と実践

社会的背景

超高齢・人口減少社会を迎えた現代日本において、これまでとは異なる価値観や考え方をもとに、誰もが安心して最期のときを迎えられる社会を生み出し、持続させていくことは喫緊の課題である。

 

活動の目的

以上の社会的背景をもとに、人文学研究を基幹とし、新たな老い・看取り・死をめぐる研究(死生観の研究)を異分野と協働しながら展開し、世界規模で人々の精神的なQOLを低下させる危険因子を解明し、その緩和方法を創出する。

 

活動の概要

  • 現代日本の老いから死に至る場面で頻出する「迷惑をかけたくない」という意識の考察、およびその成果の精神的なQOLを高めるケアの方法への応用
  • 「介護する家族」の休息と有益な情報交換の場の形成と継続した活動(介護者ほっとステーション「すまいる」、2013年8月~)

 

期待される効果

  • 本研究が死生観の研究を通して、精神的なQOLを低下させる危険因子の解明とそれを緩和する方法の提示に寄与する。
  • 「介護する家族」の精神的負担の軽減
 

中国の介護施設見学(中国・南京市、2016年3月)

文学部プロジェクト研究・座談会風景(2016年3月)

担当者

© Okayama University

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