環境人材育成を目指した実践型キャリア形成支援教育

環境理工学という学際的学問分野で教育を受けた学生が環境人材となって社会に貢献できるように実践型キャリア形成支援教育を実施している。1年次からのキャリア教育が重要と考え,ガイダンス授業である「環境理工学入門」で環境理工学を中心に,環境倫理や環境人材についてしっかり学ぶとともに,ESDを推進している岡山市との協働で「ESD実践演習」により、様々な環境問題を題材にしたフィールドワークを通して、持続可能な社会づくりに参画する力と態度を涵養している。2018度より「SDGs・ESD実践演習」と講義名を変更し、「SDGs・ESD実践基礎」を新たに開講して充実を図り、2年次以降では,学部独自のキャリアサポート室を中心にキャリア形成に関する講義の提供、環境関連の講演会開催、就職や生活全般に関する相談などの支援活動を展開している。学部教育で研鑽を積んだ学生への環境スペシャリストとしての自覚を促すだけではなく、彼らが卒業後に社会でしっかり活躍できるキャリア環境を創ることを目的とした活動である。卒業生のキャリア変更に関する相談なども増えてきており、生涯を通したキャリア形成の支援体制である。2017年度が活動10年目にあたるために、2019年に10年間の活動を学生アンケート結果に基づき総括し、報告書にまとめた。

 

 

担当者

© Okayama University

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