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Internet of Things(IoT)は、様々な機器をつなぎながら革新的な未来技術を生み出し、これまで以上によりスマートな生活をもたらそうとしています。しかし、それは研究者にとっては新たなセキュリティ課題をもたらすものにもなります。 もとより、IoTデバイスは計算資源が限られているため、既存の難易度の高い高機能なセキュリティプロトコルは簡単には動作しません。
我々の研究室(情報セキュリティ工学研究室)では、韓国の釜山(プサン)国立大学、フランスのレンヌ(Rennes)第1大学などと共同で、その問題に継続的に取り組んでいます。複雑な暗号計算に対して、低消費電力デバイスに効率的に適用できる革新的な改良・実装手法を発表しています。
しかしその一方で、対策を施していなければ、IoTデバイスによる暗号計算は、電磁ノイズを容易に放出し、暗号データの解読を試みようとする攻撃者は、そのノイズ信号のパターンからパスワードを取得しようと試みます。 当研究室では、そのようなIoTデバイスのHW的な脆弱性を評価・対策する研究を行っています。より強靭かつ柔軟な情報セキュリティを確保することが、持続可能な情報化社会には不可欠な要素であると考えています。
http://isec.ec.okayama-u.ac.jp
IoTデバイスの相互認証
暗号復号中に電磁ノイズに漏洩し得るパスワード情報
担当者