住環境との調和をめざした畜産業からの臭気拡散シミュレーション

背景

 笠岡湾干拓地における畜産業は,規模の拡大や機械化が進み重要な産業となっているが,畜産業に起因した臭気問題が長年の課題となっています。大規模な農家が密集しており,近隣の市街地や住宅地までの距離が1~2km程度しか離れておらず,風向きによっては臭気が十分に希釈されず市街地に届いてしまいます。
 

成果

においは目に見えないため,気流シミュレーションが非常に有効です。
DS部の有志の学生さんと一緒に,笠岡の住宅地と干拓地の数値シミュレーションモデルを構築しました。
地形は,国土地理院が公開しているCADデータを利用できましたが,地方都市の建物データはなく,自作する必要がありました(東京や大阪などは近年,都市の点群データが整備されてきています)。干拓地に臭気発生エリアを設定し,主に南西からの風によって臭気が住宅地に届く様子を可視化することができました。臭気が住宅地に入り込む様子を可視化することで,市で行われるさまざま臭気対策にも役立てることができます。

市街地の微気象解析

担当者

笠岡市

© Okayama University

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