取組の概要
本取組は、中山間地域の自治体の機能維持と活力向上に着目し、人口減少問題に直面している地域の実像について、地域の当事者との共創を通して分析し、履修者同士が意見交換を通じて自分事として解決策を検討し、自治体に提案するプログラムである。岡山県井原市の協力を得て実施している。
授業では履修者の関心に沿って複数のテーマ(人材育成、教育、商店街・地場産業活性、高齢者支援、地域資源活用等)を設定し、自治体関係者や居住者が関わりの深いテーマ別分科会に参画して学生と対話する。学生は、自治体住民との対話と授業での対話再現による分析を往還する省察を生かし、批判的思考を鍛錬する。
2023年度の履修者数は120名である。井原市ひとづくり推進本部(本部長=井原市長)の協力と井原市教育委員会のコーディネートのもと、11テーマに市民21名の協力を得た。
取組の特長
1.全学部から学生が履修する学部融合型の学びを実現
2.現代的な課題に挑むテーマ設定と多数の協力者の存在
3.多人数参加型授業と少人数グループ活動を組み合わせた授業形態
4.客観的指標を把握するツールとして「RESAS」を使用
5.現地訪問プログラム「実践編」の実施
履修者の感想(抽出)
「初めてディスカッション形式の授業を体験したが、様々な経験を積んだ人たちが同じ大学に在学していることに感動した。」
「第一回目の授業を通して、⾃分の地元である岡山について、⾃分がいかに⽣半可な知識であるかと、多くの地方⾃治体が抱える過疎化の現状を実感した。」
「座学で情報を発信する講義が多い中、『地域の未来デザイン』は異彩を放っている。少子高齢化で今後存続が危ぶまれる自治体を一例に挙げ、自治体職員・様々な分野に精通する市⺠・様々なバックグラウンドをもつ岡山大学生と意⾒を交わし、一本の蜘蛛の糸を縒り合わせる。こんなワクワクする講義はなかなかない。」
*本科目は三菱みらい育成財団「カテゴリー4・21世紀型教養教育プログラム」の助成を受けて実施しています。
企画発表会には井原市長はじめゲストも多数参加
井原市民とのまち歩きから学ぶ
市民との交流会企画