本校では,子供が社会を身近に感じ,自ら社会に働きかける授業づくりに取り組んでいます。その取り組みの一環として,学校外部人材とゼロベースで授業を創ることに力を入れてきました。最近では,外部人材と協働して,従来の授業の課題を改善したり新しい単元を開発したりして,中長期的な連携が実現するようになってきました。
今年度の第6学年では,カメラマン,備前焼作家,烏城彫作家,パラスポーツ関係者,岡山ユニセフ協会の方々と,総合的な学習の時間や社会科の授業を創りました。総合的な学習の時間では,様々な専門家の仕事に向き合う生き方に触れることを通して,備前焼・烏城彫・パラスポーツの知名度を上げる力になりたいという想いをもつ子供の姿が見られました。その想いは,PRポスターや動画を作成する原動力となり,出来上がった作品は各専門家の展示会やイベントで使ってもらうことになりました。
社会科では,世界が抱える課題の一例としてウクライナ侵攻を取り上げ,複数の組織の方と協働して(オンラインを含む)単元を創りました。とくに岡山ユニセフ協会の方には単元を通して授業に入ってもらい,日本が行っている支援の事実やそれにかける熱い想いを語ってもらいました。想いを受け止めた子供たちは,世界の中の日本の役割をリアルに捉え,国際社会の一員として一人一人の安全を考えていくことの大切さを実感していました。
総合的な学習の時間,社会科の実践は,令和5年度第1回自主研究発表会でも公開し,外部人材と協働した授業の教育的効果を実感していただく機会となりました。
カメラマンとの連携授業
烏城彫体験
ゲストティーチャーのチカラになりたいプロジェクト
岡山ユニセフ協会との連携授業
岡山ユニセフ協会との連携授業