取組概要
取り組み開始時期は2022年1⽉。企業様で⾮常⽤に備蓄されている「カンパン」も災害が無ければおのずと賞味期限を迎え、その⼊れ替え時期には賞味期限が迫った⼤量のカンパンの処理⽅法に困っているという課題があった。企業様によっては廃棄処分をしているところもあり、⼤量のフードロスを無くす、また防災に対する意識にも繋がればと思いカンパンを使った料理アイデアコンテストを始めた。企業様から賞味期限の迫った備蓄⾷をご提供いただき、配布と料理アイデアコンテストを⾏っている。まずは岡⼭の企業様とDS部、地域の⽅々で備蓄⾷有効活⽤の流れを作るため、岡⼭の企業様や地域の⽅々にこの活動を知り、参加してほしい。また地域の中⾼⽣が地元の企業様と協⼒してイベントを⾏うなどDS部を真似てフードロスなどに対する意識や活動が広がってほしい。明確な期限は無く、地道に⻑い時間をかけてフードロスへの当たり前な意識を根付かせていきたい。
取組効果・成果
企業から発⽣する⼤量のフードロスを削減。(これまでにカンパン約7,000⾷分を配布)
参加者にSDGsへの関⼼・興味を持つきっかけづくり。
カンパンの配布とともに企業が⾏っている災害時のための取り組みの周知。
企業・学⽣・地域の⼈々の繋がりを育む。
SDGs達成への貢献度
カンパンを備蓄⾷として使⽤した後のちゃんと使い切るという責任をしっかり果たすことができる。(12)
また企業と学⽣、地域の⼈々の繋がりを作ることで地域のパートナーシップを育み、地域全体での⽬標達成に向けて意識向上が期待できる。(17)
新規価値創造性
期限を迎える備蓄⾷を有効活⽤する流れを⽣み出す。学⽣のイベント題材提供にもなり、フードロス削減、地域とのつながりを持つ、また企業のイメージアップやPRにもなり、またどの企業様にも実施することができる。またイベントにかかる新しいコストの負担がないことも実施しやすい点である。
協働性
これまでに株式会社両備システムズ・⼭⽥養蜂場・中国銀⾏様・トマト銀行様とイベントを⾏い、カンパンだけでなくそれ以外での関わりや協⼒につながっている。学⽣も企業様と⼀緒に何かやれる機会は貴重であり、企業様にとっても学⽣の意⾒を聞けることは貴重なようでとてもいい繋がりを作れている。また、2023年8月に開催されたSDGsフェアにて、本コンテストで受賞した5つのレシピをANAクラウン様にアレンジしていただきワンプレートで提供をした。
持続可能性
今まではカンパンの配送とチラシ等の印刷を学校に協⼒をお願いしたりや学⽣で負担していたが、⼤量のカンパンの処理にかかっていた費⽤に⽐べればコストも抑えられるため、その部分は学⽣側が頑張る部分ではなく、企業様側に協⼒をお願いしていくという⽅向に切り替えた。
包摂性
カンパンの処理に困っていた企業様にとっては、廃棄にかかるコストや労⼒、フードロスの問題に対してプラスの効果が得られた。また、カンパンをもらってくださった⽅が結局どう⾷べたらいいか分からなかったということがないように、これまでに応募があったレシピをまとめたチラシもカンパンと⼀緒に配布するようにした。
◎本取組は
2022年度岡山大学SDGs推進表彰(President Award)奨励賞を受賞しています。取組発表会の様子は以下の動画でご覧ください。
令和4年度岡山大学SDGs推進表彰(President Award)取組発表会「カンパン料理アイデアコンテスト」
ご提供いただいたカンパン
これまでの投稿作品例
これまでの投稿作品例
これまでの投稿作品例
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