岡山大学農学部学生会による農学を通した地域共創活動

取組概要

 農学部学⽣会の正式な名称は、岡⼭⼤学農学部同窓会学内⽀部「農学部学⽣会」である。農学部学⽣会は、⼊学時に同窓会へ加⼊した学⽣が主要メンバーとなり,農学部教員と⼀体となって,SDGsを指向した農学部の教育研究を学部学⽣,保護者,地域住⺠に対して紹介する活動を⾏っている。学⽣会活動は、学⽣⾃治の精神で学⽣⽣活を充実させ、学⽣相互の親睦を図るとともに,1976年ごろから収穫祭などのイベントを通して今でいうSDGs の多くに関与する農学部の教育研究の成果を地域住⺠にも広報することで,地域創⽣活動にも貢献することも⽬的としている。
 学⽣会の代表的な活動の⼀つとして、「収穫祭」がある。収穫祭は「⾷と地域共創」をテーマとして学⽣間のみならず、教職員や地域住⺠を含めた農学部独⾃の交流⾏事である。⼦供から年配の⽅々まで広く地域住⺠との交流を深め、農学部のSDGs教育をより良く知ってもらう機会を提供している。
 

取組効果・成果

 例年、収穫祭では搾乳体験や収穫体験といった⼈気企画を通じて学⽣だけでなく地域住⺠にも⾷と農業により関⼼をもってもらうことに成功している。また、1年⽣への「学⽣⽣活相談会」、「2,3回⽣による学⽣⽬線でのコース分属説明会」「1、2年⽣交流企画」などを開催し、農学部に所属する学⽣の交流を⽀援することで、より良い学⽣⽣活、より良い学びを提供した。その結果、コロナウィルス禍での学⽣⽣活に対する不安が解消したという声をいただいている。
 

SDGs達成への貢献度

 さまざまな国や地域出⾝の農学部⽣が学⽣会活動を通して交流することで⽂化多様性を理解するとともに、SDGsを念頭に置いた活動を企画し、実⾏していく中で⽂化の垣根を越えて持続可能な⾷料⽣産や天然資源の利⽤を促進するために必要な知識及び技能を習得することに貢献している。
 

協働性

 収穫祭では各研究室と連携し、研究内容・成果を1枚のパネルにまとめ保護者や地域住⺠に広報し評価してもらうという取り組みを⾏っている。また、学外の組織であるあば村や美作県⺠局に搾乳体験などの特別な企画を⾏っていただくことで収穫祭を訪れたさまざまな⽅に岡⼭の魅⼒を伝えている。
 

持続可能性

 近年は新型感染症拡⼤によって収穫祭の規模縮⼩が求められている。そうした状況下で、感染リスクが少ない⽅法で最⼤限来場者に⾷や環境に親しみを持ってもらえるように企画を⽴案している。また、学⽣会の活動の中⼼は3回⽣のため、次年度への引継ぎのため複数回にわたる委員会を⾏い、持続とともに学年間交流の⼀助となっている。


◎本取組は2022年度岡山大学SDGs推進表彰(President Award)奨励賞を受賞しています。取組発表会の様子は以下の動画でご覧ください。

令和4年度岡山大学SDGs推進表彰(President Award)取組発表会「岡山大学農学部学生会による農学を通した地域共創活動」

 

収穫祭の風景

収穫

搾乳体験

1年生向け企画

模擬店

担当者

農学部学生会

© Okayama University

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