目的と活動
持続可能な社会実現のために、中学校においても、様々な教科の授業でESDの視点をもって教育を行っていく必要がある。附属中学校理科では、炭素循環をキーワードに、3学年を通して系統的に気候変動への視点やシステム思考(持続可能性キー・コンピテンシー)を育むためのカリキュラムを提案し、授業実践を行った。
<各学年の学習内容>
(第1学年)身のまわりの物質
「地球環境に関する視点から、二酸化炭素について探究する」
(第2学年)化学変化と原子・分子
「光合成と呼吸を化学変化で考える」
(第3学年)地球と私たちの未来のために
「炭素循環による二酸化炭素削減」
期待される効果
様々な要因が複雑に関係している地球環境について、システム思考を働かせながら、科学的な根拠に基づいて、賢明な意思決定ができるような態度を身につけることにつながると考える。