海洋に排出されたプラスチックゴミなどの浮遊物や大気に排出されたPM2.5などの汚染物質は流れによって運ばれますが、粒子のサイズや密度(慣性の大きさ)に依存して流れに完全に追従するわけではありません。

近年のスーパコンピュータを用いた大規模な数値シミュレーションにより、乱流中の粒子は慣性の大きさに依存したスケールで部分的に濃集しつつ、拡散することが分かってきました。

ゴミや汚染物質を排出しない工夫が最も効果的なのは自明ですが、一旦排出されてしまったものを効率的に回収する方法が提案できたらよいと考えています。
 

取組概要の内容

・社会的背景：プラスチックゴミや大気汚染
・活動の目的：流れの中の浮遊物の運動の理解
・活動の概要：先端的な流れの大規模数値シミュレーションを活用した慣性粒子の運動の数値解析
・期待される効果：流れの中のゴミの回収方法の提案