社会的背景
真水の確保は世界的にも非常に重要な問題である。生活用水や農業用水の安定的供給のためには貯水池(ダム、ため池)の保全が重要である。近年の地球温暖化に伴う豪雨の増加や地震に対して維持管理の重要性が増してきているため、国内外を含め、低コストな貯水施設の保全技術の進展が求められている。
活動の概要
規模と気候の違う日本とインドにおける貯水池(アースダム)の維持管理を目指した堤体内部の状態調査を行っている。方法としては物理探査と現地強度試験を用いている。
期待される効果
世界の貯水池を保全するモデルを構築することによって、自然災害に対して安定的に水を供給することができる。
写真-1 豪雨によって決壊したアースダム
写真-2 インドの貯水池における物理探査
写真-3 現地強度試験 電気式コーン貫入試験