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世界の人口増加により食料のさらなる供給が望まれている。しかし農業技術が発展した現代においても、気候変動や病害等の環境変動によって農作物の収量に被害が出ている。
絶えず変動する環境下で植物は、周囲の環境情報を感知・統合し、生存に必要な最適な生理応答へと導く高度なシグナル伝達機構を有している。我々の研究室では、生化学・遺伝学・物理化学など多彩なアプローチで、この植物の環境シグナル統合機構の解明を進めている。
植物の持つ環境ストレス応答機構を明らかにし、環境ストレス耐性の向上した農作物の育種技術の開発に貢献する。