高バイオマスオオムギによる低炭素社会の実現

オオムギの穀粒は主に食用、醸造用、飼料用として用いられるほか、プラスチック、紙、エタノール生産にも利用できる。さらに茎の部分は良質のセルロースを含むので、植物体全体をあますことなくバイオマス生産に用いることができる。 
このバイオマス生産をさらに高めるため、雑種強勢(ヘテロシス)を活用したオオムギ育種技術を開発している。雑種強勢は雑種第一代の個体の生産能力が両親の生産能力を上回る現象で、同じ資源投資でバイオマスや耐性が向上する育種技術である。本研究では独自に開発した開花性変異によって高バイオマス生産が可能なオオムギの雑種強勢品種を開発し、不良環境を含めた生育地の拡大によって炭酸ガス固定を促進する。  
最終的に、雑種強勢効果が優れているオオムギについて、開花性変異を活用して、新たな資源投資を伴わない栽培の効率化と、生育地の拡大に伴う不良環境でのバイオマス生産を確保し、二酸化炭素の資源化を目指す。

 

 
 
 
 

オオムギのバイオマス生産 ​​​​​

開花変異を活用した新たな雑種オオムギ育種システム

担当者

© Okayama University

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