循環型資源の木質バイオマス原料を用いた高性能新素材の開発

社会的背景

石油資源の枯渇や環境問題により循環型資源の有効活用による持続可能な社会構築が急務である。 

 

活動の目的

循環型資源の木質バイオマスからなる高性能新素材を開発し、石油系製品の代替として使用する。

 

活動の概要

木材繊維から得られるセルロースナノファイバー(CNF)(太さ数~数十nm)は軽量で優れた力学物性を示すことからその応用が期待されている。しかしながらCNFは凝集力が強いことから分散性が悪く、その利用が制限されていた。我々はCNFを高分子結晶で被覆することにより分散性を向上し、高性能化を実現した。その方法は高分子の自己組織化(結晶化)を利用した独自性の高いものであり、特別な装置を必要とせず、環境負荷が小さい作製法である。

 

期待される効果

  •  石油系原料の代替による持続可能な社会の構築
  •  使用後は燃料化が可能(サーマルリサイクル)・森林資源の保全

 

参考URL

http://achem.okayama-u.ac.jp/polymer/flow-uchida.html

担当者

© Okayama University

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