発電用バイオガスエンジンの高効率化

社会的背景・目的 

農業廃棄物、家畜の糞尿、都市廃棄物、汚泥、植物などから熱分解等によって、メタンガスを主として、二酸化炭素等を含むガス(バイオガス)が生成される。本来、捨てていたものを有効利用するとともに、このバイオガスを燃料として定置用エンジンを回すと、発電して電気を得ることが可能になる。また、排気ガスの熱を利用してお湯を沸かすこともでき、エネルギーを有効に利用することができる。
 

概要 

ガス燃料の燃焼において、過給および希薄状態における高負荷運転時には、ノックに至らずに燃焼後半で自着火燃焼を実現することが可能なことがわかっている(PREMIER燃焼)。本燃焼方式によって出力および熱効率の向上が可能になり、より多くの電気を得ることができる。どのようなメカニズムによってこのような燃焼が可能になるかを追求するとともに、運転条件の整理をして、実用化に向けて努力したい。
 

期待される効果 

エンジンの熱効率向上を目指してシリンダ内燃焼の研究に取り組んでいる。地産地消のエネルギー源として役立つと考えられる。

 

担当者

© Okayama University

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