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SDG14では、海洋を保全し持続的に利用することを目標に掲げている。また全CO2の30%も吸収しているが(全生物による固定の60%が海洋生物によるブルーカーボン)、酸性化の資源への影響も指摘されている。これらに対し、海洋生物学の教育・研究と、海洋生物学を含め全ての分野の連携による取組が緊急に求められている。欧米では臨海施設のネットワーク化による海洋生物研究の体系化が始まろうとしている。我が国の臨海施設は、多様な海洋区分、内湾環境に立地する大きな財産であり、特に大学の臨海実験所は、実践教育の場として、また様々なフィールド(リソース/分野)研究の最前線として大きな機能を果たしてきたが、そのネットワーク化は課題である。これらの動向の下で、岡山大学は全国21の国⽴⼤学法⼈臨海臨湖実験所⻑会議⻑校を最長の期間つとめ、日本の海洋生物学の強化と国内外の学際的なネットワーク形成をすすめている。
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