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カンボジア・トレンサップ湖には100万人以上の人々が水上ボートで生活していると言われている。低所得者ゆえにごみ収集サービスを受けられず、ごみを慣習的に水上に投棄することが環境汚染の原因となっている。投げ捨てられたプラスチックごみは河川を流下し河底に沈積して船舶の運航障害や、漁業や生態系への影響となったり、海に流れ込んで将来にマイクロプラスチック化する懸念もある。そのため、村民の不法投棄を抑制し、プラスチックごみをリサイクルする枠組みが必要である。本研究室では、プラスチックごみの分別排出を促進するために、太陽光発電を利用して作った電力を、分別排出に協力した村民へ経済インセンティブとして供与できるシステム作りを研究している。具体的には、プラスチック量・電力・コストの収支バランスを保ちつつ、分別排出に対する電力供与の割合を調整しながら、地域での実現可能なリサイクルシステムを設計する。
パイロットエリアを定めて分別リサイクルシステムを実装するプロジェクトを計画し実行する。
担当者