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原発性肺がんは世界のがん死因第一位であり、その対策は急務である。分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤の登場とゲノム医療の導入などにより、肺がん診療は複雑化しており、最新の国内外の幅広い知識と技術を有することが呼吸器外科医に求められている。肺がん・呼吸器外科手術数は増加しており、呼吸器外科診療レベルの向上も必須である。
本事業は、岡山大学関連病院に所属する呼吸器外科医師間のネットワーク「岡山大学呼吸器外科研究グループ(OUTSSG)」を構築し、国際貢献する呼吸器外科医の育成プログラムを実施して、国際的な医療水準を向上させることを目的とする。具体的には、修練医から指導医までを対象に、1)教育セミナー・合同カンファレンスの開催して最新の知見や知識を共有するとともに、2)多施設共同疾患データベースの構築・利活用、3)多施設共同研究の立案・実施、を行い、優れたエビデンスを国内外にグローバルに発信していく。これらの取り組みを通じて、地域に根差し、国際的に活躍する優れた人材を育成し、呼吸器外科診療の発展につなげる。
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