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世界人口の増加に伴い食料と肥料の需要が増加し、食料が不足すると予測されている。その一方、食料生産に伴う農地からの肥料成分流出、都市からの排水量増加による環境汚染拡大が予測されている。
このような事態を防ぐため、医薬品等化学物質を含む都市排水を衛生的に処理し感染症拡大を防止しつつ、資源(主に肥料成分)を回収し、食料生産に再利用する技術を開発することを目的として活動している。
現在、オゾンを用いた化学物質分解と微細藻類を利用した資源回収とを行う排水処理技術を開発中である。排水処理には施設の導入と運転にかかる費用が必要で、この費用の捻出が技術導入を阻害する要因となっている。そこで、排水処理過程で付加価値を生み出し、これらの費用を賄うための検討も行っている。
世界中で自発的に資源回収型排水処理が行われ、衛生的な環境が維持されつつ、回収した肥料成分で持続可能で必要充分量の食料生産が行われることを実現することが究極的な目標である。
http://www.gels.okayama-u.ac.jp/profile/kouza/areas09_jun.html
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微細藻類
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