オオムギを用いた被災農地の復興支援

岡山大学で保存しているオオムギ系統を活用して育成したビール醸造用品種を、宮城県の東日本大震災および倉敷市真備町の西日本豪雨の被災農地で栽培し、農地の復興を支援している。
岡山大学が育成した耐塩性やや強で良質の「はるな二条HKI」を、平成26年以降宮城県内陸の加美町および東松島市の津波被災地において栽培し、加美町第三セクターの「やくらいビール」が醸造して、「復興エール」として市販している。
独自のビール製造を目指して、麦芽製造プラントを倉敷市のNPO法人に米国から初めて輸入して、麦芽生産に成功した。平成29年以降倉敷市真備町において、岡山大学育成の純県産の品種ならびに独自設備による一貫した原料栽培、麦芽製造、醸造が可能となった。しかし平成30年の西日本豪雨によって、製造プラントおよび水稲大麦の交互作の農地は水没したが、生産者およびボランティアの懸命の努力の結果、秋には大麦栽培を開始し、水害の翌年に良質の大麦が生産された。現在、英国製麦芽製造プラントの輸入手続きを進め、全面復興を進めている。

 

左:加美町の試験圃場、右:復興エール

東松島市の津波被災地でのオオムギ栽培圃場

左:水没した麦芽製造プラント 右上:倉敷市真備町での栽培 右下:水害圃場でのオオムギ

担当者

© Okayama University

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