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本学環境理工学部は10月24日、国連開発計画の中井淳子博士を招き国連の持続可能な開発目標「SDGs」※1に関する講演会を開催しました。
中井博士は京都大学、スタンフォード大学で環境工学や環境科学を学び、ミシガン大学で経済学を専攻した後、国連環境計画・国連人間居住計画(ハビタット)・国連児童基金(ユニセフ)・米国NASAで環境、経済問題に関した業務に従事。現在は国連開発計画で西アフリカにおいて環境やエネルギーの専門家として従事しています。
当日は槇野博史学長や本学教職員・学生に対し「Sustainable Development & the Environment」(持続的開発と自然環境)と題し英語で講演。SDGsの前身である8つの目標から成るMDGs(2000-2015年)からSDGs(2016-2030年)への変遷や、産業革命後の人類による自然支配がもたらした経済発展と、その代償としての自然環境破壊の根本的な問題について分かりやすく講述しました。さらに、現在の環境破壊を伴う経済発展モデルが先進国と発展途上国間の貧富の差を生じさせ、その経済格差がさらなる環境破壊を助長している仕組みを解説。今までとは異なる発展モデルが必要であること、とりわけ先進国には持続性のある発展を自ら実現しその可能性を世界に示す責任があると訴えました。
参加者はSDGsの推進について認識と決意を新たにしていました。
※1 「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals;SDGs)
2015年9月に国連が開催した「国連持続可能な開発サミット」において「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このアジェンダでは人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標を掲げています。この17の目標と169のターゲットからなるものが「持続可能な開発目標」(SDGs)です。
<参考>
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環境理工学部事務室
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