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本学は、「槇野ビジョン」と関連が深い国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に着目し、SDGsを支援しつつ、本学の教育研究、社会貢献活動などの活性化を精力的に進めています。
今回、国連が支援する持続可能な社会を実現するためのグローバルなネットワークである「The SDSN(Sustainable Development Solutions Network)Australia/Pacific」が2017年8月に取りまとめた大学でSDGsに取り組むためのガイド「Getting started with the SDGs in Universities」の翻訳を行い、本学のSDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」で公開しました。
同ガイドは、SDGsの達成のために大学ができることを取りまとめたガイドであり、SDGsの基本的な説明をはじめ、大学のSDGsへの貢献方法、ケーススタディなどが豊富に掲載されています。この度、日本語翻訳版ができたことで、日本の大学での活用のみならず、社会全体の方々にSDGsを知ってもらい、目標達成のための行動の加速などに寄与できればと考えています。
翻訳を担当した大学院医歯薬学総合研究科の狩野光伸副理事(研究担当)・教授は、「大学でSDGsに取り組むといっても、具体的にどうしたらいいのかすぐには分かりにくいところがあると思います。このガイドの内容は、国の違いから社会的背景の違いはあっても、大学という組織として共通してあてはまるところは想像よりずっと多く、日本における実践のためにも大変良い参考になると思います」と述べ、本翻訳ガイドの活用とあらゆるセクターが共同してSDGsの目標達成を目指す重要性を述べました。
本学などでつくる「岡山ESDプロジェクト」は、2016年9月にユネスコ/日本ESD賞を受賞。岡山市は2017年1月にユネスコ学習都市賞2017を受賞するなど、わが国を代表するESDの実践の場です。この岡山でしかできない特色ある取り組みを継続しつつ、本学ではSDGsと協同できる体制を構築しており、先日も岡山から国連持続可能な開発目標「SDGs」を考えるシンポジウムとワークショップを開催するなどしています。また、12月5日には「SDGsの達成に向けたRCE第一回世界会議」を開催する予定です。今後も、地域と世界の課題解決を着実に進めていくとともに、本学の教育研究のイニシアチブ向上とともにSDGsの目標達成を図っていきます。
Getting started with the SDGs in Universities
(日本語翻訳版:狩野光伸 翻訳、SDSN Japan/蟹江憲史 監修「大学でSDGsに取り組む 大学、高等教育機関、アカデミアセクターへのガイド」オーストリア、ニュージーランド、太平洋版)
<参考> 岡山大学SDGs専用WEBページ「岡山大学×SDGs」
広報・情報戦略室
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