フィンランド アールト大学などとの国際連携が始動 ―学生と意見交換会を開催

 本学は5月7日、フィンランドのアールト大学(Aalto University)、同大学生起業家団体Aalto Entrepreneurship Society(Aaltoes)をはじめ、同団体発のスタートアップ企業群、VTTフィンランド技術研究センター、エスポ―市のEnter Espoo社などからの、総勢12人との意見交換会を、岡山経済同友会とともに東京のShibuya QWS (キューズ)で開催しました。
 本学からは学生6人のほか、那須保友学長、狩野光伸副理事(未来人材創生担当)ら関係教職員6人の計12人が参加。岡山経済同友会からも梶谷俊介、中島義雄両代表幹事のほか会員企業の社員など6社から7人が参加しました。
 アールト大学のスタートアップを手掛ける学生らと直接話した本学の学生からは「人生観が変わるような刺激を受けた」、「起業や社会貢献の可能性を考えるきっかけになった」といった感想が寄せられました。フィンランド側からも「会場で会った瞬間から、意気投合し積極的な意見交換ができました。3時間強にわたるミーティングは熱量があり、具体的な連携のアイデアがいくつも生まれました。岡山の前向きな姿勢とフレキシブルな考え方に、フィンランドとの親和性を強く実感しました。今回の出会いを大切にし、連携を深めていきたいと思っています」といった声が寄せられました。
 本学は今後、主に学生や若手エンジニアなどがチームを組み、期間内にアイデアを形にする開発イベントで、創造性と実践力を養う場として国際的に注目されている「ジャンクションハッカソン」の岡山開催を検討するなど、学生同士の主体的な取り組みでさらに交流を深めていきます。
また大学としても岡山経済同友会と連携しながら、アールト大学と協働で創造性教育や社会人教育に資する各種新規プログラムの構築について検討を進めます。
 なお、本意見交換会は内閣府「令和6年度地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環としても実施しました。

参考:
アールト大学は、科学・ビジネス・アート・デザイン・工学を融合した革新的な教育を提供する、フィンランドを代表する国際大学です。「ラディカル・クリエイティビティ(大胆な創造)」を理念に掲げ、持続可能性や社会課題解決に取り組む学際的な教育・研究が進められています。またアールト大学では学生主導のスタートアップ支援コミュニティであるaaltoesによるグローバルな起業活動や、デザインファクトリーに代表される実践的教育の取り組み、エグゼクティブ教育における国際展開などが行われています。VTTは応用研究を専門とする非営利の国営研究機関であり、企業・大学と連携したイノベーション創出の枠組みや、実証研究を支える先進的なインフラの活用を通じて、量子技術、バイオテック、デジタルヘルス、循環経済など幅広い分野で産業界との連携が進められています。

参加者の集合写真

学生の会食風景

アールト大学の参加者と情報交換する那須学長

本件問い合わせ先

研究・イノベーション共創管理統括部社会共創課
TEL : 086-251-8491
E-mail: SDGs◎adm.okayama-u.ac.jp
   ※@を◎に置き換えています。

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