12月12~15日の4日間、「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs 2023」がオンラインで開催されました。本プログラムは、長崎大学が主催、ASEAN University Network (AUN)及び国立六大学連携コンソーシアムが共催し、岡山大学の協力により開催されたもので、AUN加盟大学及び国立六大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)の学生54人(AUN36人・六大学18人)が参加しました。
「“Flush Out the Differences” A Cross-Cultural Workshop on Toilets and Sanitation」と題して開催された本プログラムでは、ASEAN地域及び日本の学生が、Sustainable Development Goals(SDGs)の目標3-3及び目標6-2(※)の達成に向けて、「排泄とトイレ」をテーマに、お互いの文化的背景や認識の違いを理解しながら、より良いトイレ環境や衛生状況を実現するためのアイデアを出し合いました。定員を大幅に超える参加申込があり、今回のテーマへの関心の高さがうかがえました。
開講式では、AUNのCholtis Dhirathiti事務局長から学生たちへメッセージが贈られるとともに、本学の鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)・国立六大学国際連携機構長があいさつし、参加学生たちを激励しました。初日には、長崎大学グローバル連携機構の森保妙子助教からグループワークの導入となる基調講義が行われ、学生たちは森保助教のファシリテートのもと、10グループに分かれて2日目、3日目のグループワークを行いました。また、本学からはグローバル人材育成院の稲森岳央准教授、ハルミルザエヴァサイダ准教授が協力教員として参加し、学生たちのグループワークをサポートしました。
プログラム最終日には、各グループが順番にSDGsに配慮した無人島でも使用できる機能的で衛生的なトイレの設計案について、それぞれプレゼンテーションを行い、多様なアイデアを共有しました。
AUNと国立六大学は約10年にわたり、パートナーシップ協定の締結に基づいて、サマープログラムやスプリングプログラム等の学生交流、アカデミックセミナーの共催等、活発な交流を行ってきました。今後も、各加盟大学等と連携した学術・研究交流の更なる推進が期待されます。