「ASEAN+3学長会議(ASEAN+3 Rectors’ Conference)」が9月20、21日にインドネシア・スラバヤのアイルランガ大学で開催され、本学から那須保友学長、鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)らが出席しました。ASEAN+3学長会議とは、ASEAN University Network(AUN)加盟10カ国30大学及びプラス3諸国(日本・中国・韓国)18大学のエグゼクティブレベルが、ASEAN+3の将来の協力に向けた課題について学び、意見を交換するためのプラットフォームとして、2年に1度開催されているもので、今回で6回目の開催となります。
岡山大学は国立六大学連携コンソーシアム(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)として2013年にAUNとパートナーシップ協定を締結、その後、2015年に国立六大学がAUNを核としてプラス3諸国の大学を加えたネットワークASEAN+3 University Network(ASEAN+3 UNet)に加盟しました。" The Role of University Collaboration within ASEAN+3 Framework on Innovation and Industry Acceleration Ecosystem "をメインテーマとして約80人が参加し開催された今回の会議では、1日目の最初のセッションに那須学長が登壇。" Human Resource Development Programme in Collaboration with UNCTAD and The Role of Academia for Comprehensive Strategy for the Vision for a Digital Garden City Nation "と題して、本学が国連貿易開発会議(UNCTAD)と連携して実施しているSTI for SDGs分野での若手女性研究者の育成プログラムや、那須学長が総括アーキテクトとして全体設計に携わる岡山県吉備中央町の「デジタル田園健康特区」プロジェクトについてプレゼンテーションし、会場からは多くの関心が寄せられました。
また、今回の会議に先がけて、那須学長らはAUNのCholtis Dhirathiti事務局長とスラバヤ市内で面会し、今後の連携について意見を交換しました。。AUNと国立六大学はこれまで、パートナーシップ協定の締結に基づいて、サマープログラムやスプリングプログラム等の学生交流、アカデミックセミナーの共催等、活発な交流を行っています。今後も、国立六大学が戦略上重要な地域にある大学との交流促進を目的として展開する共用事務所として平成29年8月に開所したバンコク事務所(タイ・バンコク)、令和2年4月に開所したスラバヤ事務所(インドネシア・スラバヤ)等を活用し、ASEAN地域における学術・研究交流を推進していく予定です。