8月2～3日に岡山コンベンションセンターで開催された、岡山エリアにおけるSDGsの先進的な取組みが一堂に会するイベント「おかやまSDGsフェア」に岡山大学が出展しました。「おかやまSDGsフェア」は、岡山県内の企業や団体がSDGsの実現に向けた活動を発信する初開催のイベントで、会場には145社・団体がブース出展しました。ブースの他にも、シンポジウムやワークショップ、セミナー、出展者によるプレゼン発表、SDGsにちなんだ飲食コーナーなど様々なプログラムが行われ、2日間の総来場者数は約4,800人にのぼりました。
　本学のブースでは、SDGs達成へ向けた本学の技術革新・環境保全・地域貢献の取り組み紹介や新しいSDGsのチラシ配布を行いました。また、本学の学生達が2019年から取り組んでいる、ヘルシーな食事を提供し、売り上げのうち20円が発展途上国に寄付される「TABLE FOR TWO（TFT）」の活動も紹介しました。ブースには高校生や本学の卒業生、他の出展者など多くの方が訪れ、本学の取組に興味を持っていただき、有意義な交流の時間となりました。
　飲食コーナーでは、岡山一宮高校の生徒さんも加わり、実際にTFT弁当を販売しました。豆腐ハンバーグ弁当と鶏肉オニオンソース弁当の2種類を販売し、2日間で210食が完売しました。購入した方々からは「美味しかったです！」「これからも活動頑張ってください！」「是非うちの会社でも導入してみたいです！」といった声をいただきました。那須学長もブースに訪れTFT弁当を購入し、TFTのメンバーや高校生にエールを送りました。
　ワークショップでは岡山大学TFTが作成した「おかやまSDGsかるた」を用いて、来場者と共にSDGsの理解を深めるかるた大会を開催しました。子どもから大人まで幅広い年代の方々が参加し、白熱した闘いが繰り広げられました。優勝者にはおかやまSDGsかるたが進呈され、喜ぶ参加者の姿が見られました。
　出展者によるプレゼン発表では、TFTメニューによる発展途上国への支援の仕組みや、学内でのTFTメニューおよびTFT弁当の提供数が20,000食を突破したことを紹介しました。
　今回参加した学生や教職員は、岡山エリアにおけるSDGsへの先進的な取組を学び、SDGsをキーワードに多様な方々と交流を深めることができました。今後も岡山大学はパートナーシップを拡大しながら、SDGs達成に向けた取組みのさらなる発展につなげていきます。