岡山市役所の食堂で7月24日から開発途上国の子どもの給食を支援する TFT(TABLE FOR TWO)メニューの提供を開始しました。岡山大学では、大学生協と協働でヘルシー日替わりメニューやTFT弁当を提供し、それらの料金のうち20円を開発途上国の給食費として寄付しています。岡山市役所とのコラボメニューは、本学のSDGsアンバサダー公認活動「岡山大学TABLE FOR TWO」部長である増山乃々子さん(経済学部3年)が中心となり企画。岡山市役所と食堂を運営している株式会社セントラルフーズの協力により実現しました。
TFTは日本発の社会貢献運動で、先進国の参加者と開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合うことで、先進国の飽食と開発途上国の飢餓の同時解決を目指すというものです。TFT対象のメニューを食べると、代金のうち20円が寄付金となり、TFT事務局を通してアフリカ・アジア(エチオピア、ウガンダ、ルワンダ、ケニア、タンザニア、フィリピン)の子どもたちへ給食が届けられます。
TFTメニューは、夏にぴったりなデザート付きの自然派定食で650円(税込)。定食は日替わり、デザートは週替わりで1日20食限定で提供しており、デザートの種類を季節ごとに変更していく予定です。TFTのガイドラインにある「カロリー730kcal程度の野菜が多いヘルシーなもの」という条件を満たすように作られています。日本での健康な食事1食が、アフリカ・アジアで子どもたちの温かい給食1食につながる仕組みです。増山さんは、「学内だけでなく、学外での活動ももっと広めて、TFTについて多くの人に知ってもらいたい、TFTメニューをたくさんの方々に食べてほしいという思いからこの活動を企画しました。岡山市役所の食堂は一般の方も利用できますので、少しでも多くの方に食堂でランチをしていただき、TFTを身近に感じてもらう機会となればうれしいです」とコメント。
TFTメニューは、本学が推進しているSDGs(持続可能な開発目標)17の目標のうち、1:貧困をなくそう、2:飢餓をゼロに、3すべての人に健康と福祉を、4:質の高い教育をみんなに、10:人や国の不平等をなくそう、15:陸の豊かさも守ろう、17:パートナーシップで目標を達成しよう、の実現を目指しています。