本学の横井篤文上席副学長・ユネスコチェアホルダー、グローバル・エンゲージメント・オフィスチーフ・オフィサーの原田美樹国際部国際企画課専門員、そして同オフィスの津波優グローバル・アドミニストレーター(University Global Administrator: UGA)が1月6日、英国バース大学(University of Bath)が創設した「気候行動バッジ(Climate Action Badge)」の最初の受賞者(The first recipient)となりました。「気候行動バッジ」は、気候変動の緊急事態に立ち向かう価値ある貢献や先駆的な活動に取り組む教職員や学生ならびに地域、国内、世界で活躍するバース大学の戦略パートナーに贈られるものです。
バース大学は、英ガーディアン紙の英国大学ランキング「The Guardian University Guide 2023」にて国内第7位にランクイン。さらに英国内の大学を評価する英タイムズ紙の「The Times and The Sunday Times Good University Guide 2023」でも最優秀の「University of the Year」を受賞するなど、英国内でもトップレベルの総合大学です。
昨年10月、横井上席副学長らは同大学を訪問。両大学とも参画している世界190ヵ国以上の代表ユースが集う「One Young World」サミットにおいて、世界規模の大学間ネットワークの協業提案をはじめ、これまでの国連と大学連携強化を踏まえた本学グローバル・エンゲージメント・オフィスにおけるユネスコチェア「持続可能な開発のための研究と教育(Education for Sustainable Development: ESD)」のグローカルでの推進、国連貿易開発会議(UNCTAD)との協働による若手女性研究者のエンパワーメントのためのプログラム「Young Female Scientist Programme」の創設、国連平和大学内にある地球憲章国際本部(Earth Charter International: ECI)と連携した地球全体のウェルビーイング(planetary well-being)の活動など高い評価を受けました。また、バース大学との一連の会合では、特に気候変動対策、学生交流、共同プロジェクトに関する教育・学習面での両校の協力の機会について、多角的かつ建設的な意見交換が生まれ、協力関係が深まり、さらなる革新的なプロジェクトが展開される道が開かれたことも今回の受賞につながりました。