12月1~2日、「地球憲章国際会議2022(2022 Earth Charter Conference)」が中米コスタリカの首都サンホセ市にある国連平和大学(United Nations-mandated University for Peace: UPEACE)で開催され、本学は協力機関として参画、槇野博史学長及び横井篤文上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)・ユネスコチェアホルダー兼地球憲章国際審議会委員(Earth Charter International (ECI) Council member)が現地にて招待参加しました。
会議に先立ち11月30日に地球憲章国際審議会が開催され、槇野学長が地球憲章国際審議会委員を前に岡山大学とその取組について紹介しました。地球憲章国際審議会にはこれまで元首相・大統領をはじめ、国連・国際機関や政府関係者、ならびに世界的に著名な思想家、学者、教育者、環境活動家、社会イノベーターなどさまざまな世界的リーダーが参画しています。会合には、マイケル・ブラッケン(Michael J. Bracken)地球憲章国際本部会長(Chair of ECI Board)をはじめ、ミリアン・ビレラ(Mirian Vilela)地球憲章国際本部事務局長(Executive Director of ECI)・ユネスコチェアホルダー、地球憲章国際本部前会長で世界的な環境教育者のカーティケヤ・サラブハイ(Kartikeya Sarabhai)氏らが出席。審議会委員からは、今まで本学が地球憲章国際本部と連携し、活動してきた実績に感謝が述べられるとともに、本学の取組に関して積極的な意見交換がなされました。
続く12月1~2日の会議では、「地球のウェルビーイングを中核に据える:意識から行動への呼びかけ(Putting Planetary Well-being at the Core: A call to Turn our Conscience into Action)」と題し、世界12カ国19人のスピーカーの講演やテーマや言語ごとに分かれたブレークアウトルームでのディスカッションが行われました。2日目のPlenary 6「未来の世代のためにどのような地球のウェルビーイングの遺産を残したいか?(What legacy of Planetary Well-being do we want to leave for future generations?)」では、地球憲章国際審議会委員として横井上席副学長が登壇。人類と地球が共存するために、私たちのマインドセットを変えるためのインスピレーションとしての地球憲章の意義を問いかけると共に、そこに未来へのインスピレーションとしての若者たちの夢や希望を巻き込むことへの重要性を話しました。会の最後には、地球憲章国際本部から岡山大学へこれまでの貢献に対する感謝の言葉とトロフィーが槇野学長へ送られ、盛会のうちに終了しました。