テレマティクスデータの活用による社会課題の解決のため、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と連携・協力に関する協定を締結

 本学は10月11日、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と、共同研究や人材育成などを通じSDGsの達成に貢献することを目指し、連携・協力に関する協定を締結しました。

 今年4月、同社の新納啓介代表取締役社⻑が社⻑就任あいさつに来学したことをきっかけに、同社の掲げる「CSV×DX」(※)というステートメントが、「ありたい未来を共に育み、共に創る研究大学」をDX の推進により実現するという本学のビジョンと一致すること、また、新納社⻑が岡山県のご出身であり、「岡山発のイノベーションを巻き起こしたい」との思いも共通していることから、広範な連携を図っていくこととなりました。

 これを受け、両者で検討を進めた結果、同社のテレマティクス自動車保険のデバイスから取得した走行距離や運転挙動などの走行データ(以下「テレマティクスデータ」という。)に関して、工学のみならず、さまざまな分野への活用が視野に入ってきたことから、全学体制で「組織」対「組織」の連携を推進するため、このたび、包括的な連携・協力協定を締結することとなりました。

 今後は、本協定に基づき、同社の保有するテレマティクスデータと本学のAI・データサイエンスをかけあわせ、テレマティクスデータを活用した観光地の活性化や運転者の健康状態の異変検知、データサイエンスをテーマとしたインターンシップなどに取り組みます。

 この日行った調印式では、本学の槇野博史学長、同社の新納社長が協定書に署名。調印後、槇野学長は「AI・データサイエンスを活用し、地域社会の活性化に役立つサービスの社会実装に貢献し、その成果をさまざまな分野に展開することで社会課題を解決していきたい」、新納社長は「社会課題解決へのチャレンジとともに、⼈財の相互交流にも⼒を⼊れ、岡山発世界⾏のイノベーションを⽣み出していきたい」と意気込みを語りました。

※CSV×DX
CSVとは Creating Shared Value (社会との共通価値創造) 、DXはデータ・デジタル技術を活用し、価値提供を変革させることを意味します。(あいおいニッセイ同和損保WEBサイトから引用)
 

調印の模様

協定書を手に固く握手を交わす新納社長(右)と槇野学長

関係者の集合写真

本件問い合わせ先

研究協力部産学連携課
TEL:086-251-8462

© Okayama University

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