本学工学部は9月26日〜28日、材料化学を基本とした体系的な学びを共有する国際連携セミナー「SDGs Seminar 2022 Autumn」をオンラインで開催しました。中国・マレーシアの中高生らや大学生と教職員、大阪大学の大学院生と教職員、本学の大学生・大学院生と教職員の合計121人が参加しました。
開会に先立ち、菅誠治工学部長があいさつしました。続いて、大阪大学の近藤勝義総長補佐(ダイバーシティ&インクルージョンオフィス)、マレーシアINTEC教育大学のDr. Nor Bahiyah Omar部長も国際連携セミナーにエールを送りました。
セミナー1日目はオンライン自己紹介などの交流をIce Breakingとして行い、2日目には大阪大学接合科学研究所・梅田純子教授、浙江工業大学・Xiao Fan准教授らの英語講演を行いました。また、3日目には、岡山大学・中野知佑サイテック・コーディネーターらの講演会に加えて、マレーシアの中高生・大学生に向けてのオンライン化学実験「人工イクラづくり」も体系的に学びました。実験に関する解説やクイズを工学部・中村有里技術専門職員と岡山大学SDGsアンバサダーの大学院生らで行い、お互いの理解を深めました。
今回開催した「SDGs Seminar」は、日本と中国、マレーシアの3か国5機関(岡山大学・大阪大学・浙江工業大学・INTEC教育大学・Sekolah Menengah Sains Teluk Intan(SEMESTI))が参加し、英語での講演・日本語での技術に関する講演・文化交流・キャリアに関する話題など、他に類を見ない新しい国際連携として実施しました。同セミナーは、2020年度から実施しており、今回で3回目です。
参加者のうち、昨年度から参加しているINTEC教育大学のHalim Mamat先生は、「大学生らが化学実験や講義で学ぶことができ、嬉しかった。多言語のアドバンテージを大学でも指導したい。さらに引き続きよい関係を継続したい」と話しています。
本セミナーは、岡山大学ダイバーシティ推進本部・女性教員支援助成金(マネジメント力向上支援型)の一環として実施されました。セミナーの司会は女性技術職員2人(岡山大・中村、大阪大・植原邦佳)がつとめ、参加者も国内の静岡大学などの他5大学からも集いました。中高生・大学生・大学院生・教職員と多様なステークホルダーで体系的な学びを共有することができました。
工学部は、今後も国際オンラインセミナーなどを通じて、持続可能な国際交流活動を推進していきます。
「国際大学連携における材料化学セミナー2022(SDGs Seminar 2022 Autumn)」
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20220729-10-1.pdf
主催:岡山大学工学部
協賛:岡山大学・ダイバーシティ推進本部男女共同参画室
後援:大阪大学部局横断型女性技術職員ネットワーク
大阪大学接合科学研究所
大阪大学ダイバーシティ&インクルージョンセンター
岡山大学・SDGs推進本部
集合写真(中央列・上から2番目:大阪大学・近藤総長補佐(ダイバーシティ&インクルージョンオフィス)、最右列・一番上:INTEC教育大学・Bahiyah部長、右から2列目・上から3番目:大阪大学部局横断型女性技術職員ネットワーク・中本有紀代表)
実験の様子(岡山大学SDGsアンバサダーらが指導)
マレーシア・INTEC教育大学における実験受講の様子
オンラインで発表をするSEMESTIの高校生ら(左端:ヒザンディ教諭、右端:ハリヤニ・サイエンスコーディネーター)
VIDEO
本件問い合わせ先
工学部技術専門職員
中村有里
TEL:086-251-8263