登壇した那須理事は「デジタル田園健康特区においてアカデミアが果たす役割とは」と題して講演。2021年1月より吉備中央町が掲げる「吉備高原都市スーパーシティ構想」 の推進協議会にリードアーキテクトとして参画し、「救急医療における救急救命士の役割拡大」、「母子健康情報のデジタル化」、「医療や健康情報のPHR(Personal Health Record)基盤への蓄積」を中心とした構想立案の中核を担ってきた点や、これまで大学という‟内なる場”で活かしてきた「専門知」を、‟外なる場”という地域社会で融合させた新たな「総合知」へと昇華させ、それを駆使したオール岡山体制で、安全・安心で、誰一人取り残さないまちづくりに貢献していく点について、実例をもとに紹介。さらにスーパーシティ、スマートシティの区域が密に連携していくことで、デジタル田園都市国家構想基本方針の考え方である「全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会」の実現 へ向けて確実に歩んでいく意気込みを述べました。