本学は、全米から選抜された23人の大学生・大学院生を対象に実施した日本語と日本文化を集中的に学ぶ米国務省「重要言語奨学金(CLS)プログラム」夏期オンラインコース(6月14日~8月6日)の終了にあたり、8月6日に閉講式を挙行しました。
閉講式は、本学及びプログラム関係者と参加学生をテレビ会議システムでつなげて実施。横井篤文上席副学長からビデオメッセージで開会のあいさつがあった後、槇野博史学長から、体験することの重要性について、「無可無不可(かもなくふかもなし)」という禅語を引用して、この言葉がもともとは「物事の良し悪しを最初から決めつけないで実践せよ」という意味であるという話があり、「CLS奨学生のみなさんも、是非、何事も自分の目で見て、体験していただきたい。そうすると新たな出会いと繋がり、発見、気づきが生まれると信じています。みなさんの輝かしいご成功とご活躍をお祈りしています。」と式辞がありました。
その後、CLS学生代表のLauren Gatewoodさんから、さまざまな年齢や多様な背景を持つ人々と毎日関わることにより、日本語能力の上達だけでなく、相手の観点から日本の文化を解釈することもできるようになったとの話がありました。そして、「SDGsや文化活動に関しては、アメリカの日常生活では経験できないことを体験することができました。このプログラムに参加するまで、SDGsについてほとんど何もわかっていませんでしたが、環境や社会問題をSDGsの視点から勉強し、自分の世界観が広がったと感じます」と岡山大学のCLS日本語プログラムを通して多くの学びがあったことが述べられました。
続いて、本学プログラム関係者(担当教員、ランゲージパートナー、学習サポーター)のあいさつ及びアメリカン・カウンシルズのCLS日本プログラムオフィサーのSydney Sparrow氏から本学関係者への謝辞があり、その後、8週間のプログラムの活動の様子を記録したサプライズビデオを全員で鑑賞し、楽しかった思い出を振り返りました。
最後に舟橋理事(教学担当)からのあいさつで8週間のプログラムを終了しました。
●CLSプログラム
国家安全保障や経済発展の観点から重要な役割を果たす、ロシア語や中国語など世界15言語の人材養成を狙いに、米国務省が実施しているプログラムです。日本では2010年に受け入れがスタートし、同プログラムは国際教育・交流を専門とする米非営利団体American Councils for International Education(アメリカン・カウンシルズ)によって運営されています。
記念撮影
槇野学長の式辞
CLS学生代表としてあいさつをするローレンさん
VIDEO
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