米国務省重要言語奨学金(CLS)プログラムの第一期生であり、本学社会文化科学研究科の研究生として学ぶデイビッド・アンダーソンさんが、この度ハーバード大学に進学することになりました。7月1日、槇野博史学長に帰国にあたってのお礼の表敬訪問をした際に、対談を行いました。
アンダーソンさんは、米国務省により選抜された全米トップクラスの若者が、日本語と日本文化を集中的に学ぶ「米国務省重要言語奨学金(CLS)プログラム」の第一期生として、2019年6月に本学に来学しました。第一期生の中でも日本語力は抜きんでた存在で、真庭市をはじめとする岡山の「市民参加のまちづくり」に興味を持ったとのこと。
その後、アンダーソンさんは、アメリカ・フルブライト奨学金を獲得し、2021年7月から、地域総合研究センターの岩淵泰准教授のもとで、研究生として一年間、真庭市を中心にフィールドワークを行うなど岡山のまちづくりについて学びました。
槇野学長との対談の中で、アンダーソンさんは、本学で学んだ、SDGsに貢献する持続可能なまちづくりや多様な歴史を紹介。「岡山には山、海、街など日本を代表する景観があり、その中で地域の人々と交流することで、『本当の日本』を発見できた」と岡山への愛を語りました。これに対し、槇野学長は「アンダーソンさんは、感性が豊かで、岡山に住んでいる人も気づけていない魅力を再発見してくれた。日米の懸け橋として、是非また岡山を訪れてほしい」と応えました。
最後にアンダーソンさんから、本学の学生たちに「恐れず様々なものに積極的に参加してみてほしい。きっと世界が広がるはず」とエールが送られました。ハーバード大学では、日本研究のメッカであるライシャワーセンターで学ぶことになります。槇野学長からの「アンダーソンさんの益々のご活躍に期待しています」との励ましの言葉で、対談は終わりました。
対談を行う槇野学長とアンダーソンさん(右)
岡山への愛を語るアンダーソンさん
アンダーソンさんへエールを送る槇野学長
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