5月18日~20日、国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界高等教育会議(WHEC: World Higher Education Conference)2022がスペイン・バルセロナにある国際会議場フィラ・デ・バルセロナ(Fira de Barcelona)で開催され、本学から横井篤文上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)・ユネスコチェアホルダーが現地にて招待参加しました。1998年、2009年に続き第3回目となる本会議はハイブリット形式で開催され、対面参加については招待制に限定される中、世界130ヶ国から国連、国際機関、政府、大学、企業、非営利団体の関係者及び学生ら約1,800人が集まりました。
本会議は、地球と人類の持続可能な未来に向けた高等教育の改革に資するアイデアや実践を再構築(reshape)することを目的とし、120のラウンドテーブル・サイドイベント・ワークショップ(roundtables, side events, and workshops)、86の高等教育に関するトークイベント(HED talks)、5つの若者主体の活動(Youth-led activities)を通して活発な議論と交流が行われました。横井上席副学長は、数多くのセッションに参加しながら、持続可能な開発のための教育(ESD: Education for Sustainable Development)において世界的権威であるヨーク大学のチャールズ・ホプキンス(Charles A. Hopkins)教授・ユネスコチェアホルダーや、国際大学協会(IAU: International Association of Universities)のヒリヒャ・ヴァントランド(Hilligje van't Land)事務局長(Secretary General)らを始めとする世界各国の代表参加者と会談し、本学のグローバル・エンゲージメントにかかる戦略や取組及び連携の強化について積極的に意見交換をしました。
閉会式では「今後10年に向けた高等教育のロードマップ(A Roadmap for Higher Education for the Next Decade)」が発表され、ユネスコのステファニア・ジャンニーニ(Stefania Giannini)教育担当事務局長補は「本ロードマップは、よりオープンで、包摂的、公平かつ協力的な高等教育システムを共創する道しるべとなるものである」と述べられました。