本学は、米国務省により選抜された全米トップクラスの大学生・大学院生に対し、日本語と日本文化を集中的に学ぶ「米国務省重要言語奨学金(CLS)プログラム」の派遣先として2019年度から採択されています。
今年も、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響で、日本への実留学はできなくなりましたが、6月14日から8月6日までの8週間、全米から選抜された23名の大学生・大学院生に対して、オンラインでプログラムを開講します。
6月10日、同プログラムの開講式をオンラインで挙行しました。開講式は、本学及び米国関係者と参加学生をテレビ会議システムでつなげて実施。槇野博史学長が、「今やっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶ、全てはご縁で繋がっている」という意味の「重々無尽の縁」という禅の言葉を紹介し、「今回のCLSプログラムへの参加が、みなさんにとっての一つの始まりの”点”となり、将来につながって様々な形で実を結ぶよう応援しています」と式辞。その後、本学関係者及びCLS学生一人ひとりが自己紹介を行い、続いて、CLSプログラム修了生で、現在岡山大学に在籍しているDavid Andersonさん(2019年度参加)と本年9月から本学に留学予定のNatalie Montecinoさん(2020年度参加)が2022年度生に向けて「本プログラムの参加者及びプログラムを通して出会う人々との「ご縁」を大切に、一生懸命日本語の勉強をがんばってください」とあいさつしました。
このCLSオンラインプログラムでは、日本語のオンライン授業のほか、本学学生がCLS学生のランゲージパートナーとして交流する機会を設けています。また、本学が推進するSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに、矢掛高校生徒による矢掛町の紹介と神楽体験、本学の講義との合同授業、京山公民館での公民館活動への参加、茶道師範による茶道体験などの学内外の文化活動をライブセッションで行います。
●CLSプログラム
国家安全保障や経済発展の観点から重要な役割を果たす、ロシア語や中国語など世界15言語の人材養成を目的に、米国務省が実施しています。国内では2010年に受け入れがスタートし、同プログラムは国際教育・交流を専門とする米非営利団体American Councils for International Education(アメリカン・カウンシルズ)によって運営されています。
開講式参加者の集合写真
VIDEO
本件問い合わせ先
グローバル人材育成院/国際部留学交流課
TEL:086-251-7079