本学の教育学研究科ESD協働推進センターは、モンゴル国立教育大学およびモンゴル国立大学と共同で、5月3~5日、モンゴル・ウランバートルにおいて「アジアのESD研究教育拠点の連携による気候変動教育の教師教育推進」の第3回国際会議を開催しました。この会議は、ユネスコの東アジア地域の総括事務所であるユネスコ北京や日本学術振興会などの支援を受けました。
本会議では、アジア9か国(中国、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、モンゴル、マレーシア、タイおよびフィリピン)のESD研究教育拠点である17機関から40人以上の大学教員や大学院生などが参加し、教員養成や教員研修における気候変動教育(Climate Change Education)の実践事例について、その成果を発表しました。また、これを踏まえ、アジアの気候変動教育の教師教育推進のためのガイドづくりについて議論しました。
モンゴルは気候変動に最も脆弱な国のトップ10に入ります。その影響は、畜産業や農業をはじめとして、社会のあらゆる分野に及んでおり、気候変動教育の普及促進は切迫した課題となっています。そうした中、本会議はモンゴル国内で注目を集め、テレビなどで多数報道されました。
来年5月には最終の国際会議を本学の津島キャンパスで開催する予定です。
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国際会議「アジアのESD研究教育拠点の連携による気候変動教育の教師教育推進」のHPはこちら
ESD協働推進センター長の藤井教授によるあいさつ
モンゴル国立教育大学での開会式
本件問い合わせ先
教育学研究科ESD協働推進センター 教授 藤井浩樹
TEL:086-251-7637
E-Mail:fujii-hi◎okayama-u.ac.jp
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