本学と株式会社ベネッセホールディングス(以下「ベネッセ」)は、両者が注力するSDGsを軸に、2020~2022年度の3カ年をかけて、地域の持続可能性と「well-being:ウェルビーイング」の学術的研究「瀬戸内サステナビリティ&ウェルビーイング研究プロジェクト」を行っています。直島メソッドならびに公益資本主義が、直島・犬島・豊島の3島を中心とした地域や住民の「well-being:ウェルビーイング」にもたらした変化とそのメカニズムについて調査し、学術的な成果としてまとめます。
3月6日、研究成果の中間報告会を香川県直島町のベネッセハウスミュージアムで行いました。今回は、新型コロナウィルス感染拡大のため、オンサイトとオンラインのハイブリッドで、関係者のみで開催しました。
はじめに、本学の槇野博史学長、ベネッセの安達保会長のあいさつの後、4分野の研究者からこれまでの調査結果について報告が行われました。本研究は、ウェルビーイング・モデル構築並びにその評価、企業戦略・CSRとしての直島モデル、健康・環境面におけるウェルビーイング、直島モデルのエコシステムと社会イノベーション、SDGs とウェルビーイングの多面的な分析が行われています。
また、今回は直島の全住民(20歳以上)を対象に悉皆(しっかい)調査(全数調査)を行い、数値データとして確認できたことは大変意義深く、引き続き分析を行う予定です。
今後はさらに研究を進め、令和4年度の秋には、成果報告会を開催し、調査結果を公表する予定です。
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岡山大学とベネッセがSDGsを軸に3カ年の共同研究「瀬戸内サステナビリティ&ウェルビーイング研究プロジェクト」を開始
あいさつする槇野学長(左)、ベネッセ・安達会長
研究発表を行う頼藤教授(学術研究院医歯薬学域)
本件問い合わせ先
総務・企画部社会連携課
TEL: 086-251-8374