岡山大学病院に「総合トリアージ・ステーション」が完成

 岡山大学鹿田キャンパス内に、発熱・下痢・嘔吐などの感染症の症状を有する“感染症疑い”患者さんに対して、問診や検査、治療ができる「総合トリアージ・ステーション(General Triage Station=GTS)」を新築しました。
 総合トリアージ・ステーションは、190平方メートルの建物内に、患者さん用の広い待合スペース、診察室2部屋、スタッフルーム、検査室などを整備。“感染症疑い”患者さんに対する診療のみならず、感染症に関する教育などにも利用します。併せて、巨大地震をはじめとした自然災害発生時には医療・治療の優先度を決定するためのトリアージスペースとして展開できるなど、非常時でも病院が診療を継続できるような“診療のSDGs”を目指した設計となっています。
 新型コロナウイルス感染症のような新興感染症等の流行時には、患者さんを適切にトリアージできる場所を確保することが、院内感染のリスクを下げる上で重要になります。本施設の建設にあたっては、コロナ禍においても院内感染のリスクを回避し、地域医療の最後の“砦”としての機能・役割を発揮するとともに、大学の教育・研究機能を引き続き確保することを目的として、文部科学省から全国の35国立大学に交付された助成金を活用しています。

■名 称:総合トリアージ・ステーション(General Triage Station=GTS)
       ロゴデザイン=総合内科・総合診療科 本多寛之助教 制作
■場 所:岡山大学鹿田キャンパス 歯学部棟東・マスカットキューブ北隣
■床面積:190平方メートル
■建設工事:2021年4月22日着工、2021年7月26日完成
■用 途:通常時・・・・発熱患者、感染症疑い患者の検査および治療(建物内で実施可能)、
              感染症に関する教育
       非常時・・・・新興感染症流行時、災害発生時の患者トリアージスペース
 

総合トリアージ・ステーションの外観
建物内(待合)
建物内(スタッフルーム)
本多助教が制作したロゴ

 

本件問い合わせ先

 岡山大学病院 企画・広報課
 TEL:086-235-6749

© Okayama University

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