サイエンスカフェの新しい試み-SDGsサイエンスカフェ(第1回)を開催

本学研究推進産学官連携機構は8月20日、「SDGsサイエンスカフェ(第1回)」を開催しました。SDGsサイエンスカフェは、従来のサイエンスカフェとは趣向を変え、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から科学について考えるとともに、研究者・専門家と一般市民とのディスカッションの要素を強くした新たな取り組みです。  
SDGsサイエンスカフェとして初の開催となる今回は、「海の未来を科学の目から考える」と題し、SDGsの17の達成目標のうちの1つ「14 海の豊かさを守ろう」をベースとして講演やディスカッションを実施。高校生や大学生、一般市民ら約100人が参加しました。  
本学SDGs推進企画会議の議長を務める狩野光伸本学副理事・大学院ヘルスシステム統合科学研究科教授からのあいさつの後、本学理学部附属臨海実験所の坂本竜哉所長・教授、公益財団法人水島地域環境再生財団の塩飽敏史理事・研究員、本学資源植物科学研究所の植木尚子准教授が講演を行いました。  
講演後は、3人の講演者と、岡山県立瀬戸高等学校の生徒3人、本学環境理工学部の学生3人のほか、ファシリテーターとして本学大学院ヘルスシステム統合科学研究科講師の青尾謙副理事と地域総合研究センター実践型教育プランナーの吉川幸氏が加わり、パネルディスカッションを実施。高校生・大学生が講演を聴いて心に残ったことを発表した後、海に関するテーマで意見を述べ合いました。登壇者から「科学は、異なる価値の間で判断を下すための材料を提供することができる」と話があったほか、会場の高校生からは「自分たちの生活の便利さを見直す必要があるのでは」といった意見が挙がるなど、双方向での交流が行われました。  
参加者と講演者が交流する場も設け、参加者は「カフェ」として提供された飲み物を手に、講演者に質問したり、講演者の研究内容を紹介するポスターや展示物を見たりするなどして、研究(サイエンス)への関心を深めていました。  本学では、今後も継続的にSDGsサイエンスカフェを実施していく予定です。

講演者の発表 パネルディスカッションの様子 意見を述べる登壇者 講演者と交流する高校生の参加者
【本件問い合わせ先】

岡山大学研究推進産学官連携機構
TEL:086-251-7112

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