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5月17~19日の3日間、ユネスコ主催・ドイツ連邦教育研究省支援による持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議(UNESCO World Conference on Education for Sustainable Development)がオンラインで開催され、岡山大学ユネスコチェア「持続可能な開発のための研究と教育」(チェアホルダー:上席副学長(特命(グローバルエンゲージメント戦略)担当) 横井篤文)が本学のESDの取組を発表しました。
この国際会議は、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて日本が主導してきたESDの新たな枠組みであり、ユネスコの新しいロードマップである「ESD for 2030」の開始にあたり開催されたもので、世界70か国の教育大臣や副大臣、2,800のステークホルダーが参加し、10,000人を超える視聴がありました。最終日の19日には、「ESDに関するベルリン宣言」が採択され、全てのSDGsの目標達成の鍵となるESDを2030年に向けてユネスコ加盟各国で確実に進めていくことが確認されました。
17日には、本学ユネスコチェアが、ESDやサステナビリティに関わる全世界の13のユネスコチェアと共に特別セッションを開催。また、19日には、藤井浩樹学術研究院教育学域教授・本学ユネスコチェア副チェアが、ロードマップの優先行動分野「教育者の能力構築」に関わるセッションに登壇しました。藤井教授は、アジア太平洋地域を代表し、ESDの教師教育を中心した本学の取組の実績と今後の方向性について発表しました。
今後、岡山大学ユネスコチェアは、今回採択されたベルリン宣言も踏まえて、岡山から国内、海外のさまざまなステークホルダーとの連携を深めて、SDGs達成に向けたESDの一層の推進に貢献してまいります。
<参考>ESDに関するユネスコ世界会議(ユネスコのホームページ)
学術研究院教育学域(大学院教育学研究科)・教育学部ESD協働推進室
教授 藤井浩樹
TEL:086-251-7637