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本学は4月17日に、株式会社ABABAとの共催で、「-岡山大学ユネスコチェア特別講座2021-『誰でもアプリ開発×SDGs』[第1弾]『ノーコード×SDGsの可能性(最先端のITツールノーコードとは!?)』」をオンライン開催しました。
本講座は、最先端のITツール「ノーコード」の概念を理解し、興味をもってもらうことを目的とした講座です。社会起業家を含む起業に関心がある方、ノーコードといった次世代のITリテラシーやDX(デジタルトランスフォーメーション)に興味がある方、SDGsやDXなどを踏まえた新たな社会課題解決に関心がある方に向けて開講し、約70人がオンラインで参加しました。
今回、3月18日に岡山大学メディアとしてリリースされたスマホアプリ「OTD」の開発者であり、「学生起業家の登竜門」として知られるキャンパスベンチャーグランプリ(CVG)全国大会で経済産業大臣賞(最優秀)を受賞した久保駿貴さんを講師に招き、本講座を開講。久保さんは本学の卒業生で、株式会社ABABAを起業し代表取締役社長CEOに就任しています。
槇野博史学長が開講式のあいさつで、久保さんが岡山大学SDGsアンバサダーの一人であったことを紹介するとともに、次世代リーダーの力強く活躍する姿を、未来を灯す「明かり」と例え、「本講座が、地域の活性化を加速させる実践的な人材育成の一層の推進につながってほしい」と期待を述べました。
久保さんによる特別講演では、ノーコードの概要やその活用による地域活性化への貢献について、岡山の企業サイトを例に挙げて説明。ノーコードツールを利用したアプリが、食品廃棄の削減や業務の効率化、人員削減につながるなど、SDGsとの関連性についても紹介しました。質疑応答の時間では多くの受講者より質問があり、活発な意見交換が行われました。
閉講式では、4月12日より株式会社ABABAの外部顧問(SDGsアドバイザー)に就任している横井篤文上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)・ユネスコチェアホルダーが、本学がESD推進を目的とするアジアで唯一のユネスコチェアを2007年に設置認可を受けていることを紹介。本学ユネスコチェアを活用し、DXを活用したSDGsのローカライズ化(現地化)による社会課題解決の推進について話しました。受講者からは、ノーコードについて、「知らない情報を多く得られた」「全体像が理解できた」「可能性を感じた」などの感想をいただきました。
岡山大学ユネスコチェアは、ノーコード開発ツールを活用し、SDGs達成に貢献する次世代型のソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)の育成を推進します。
○本講座は5月以降に、第2弾の開催を予定しています。第1弾で得た知識をもとに、自分で簡単なホームページを作れるようになることを目標としています。詳細は決定次第お知らせします。
○岡山大学ユネスコチェアについてはこちら
○ノーコード(No Code)とは
コーディング(プログラミング言語を用いてプログラムを記述すること)なしでWebサイトやアプリ、業務ツールなどを作成する技術を指します。ノーコードのツールを使うことで、コーディングの知識やスキルがなくても、直感的な操作かつ従来より短期間で、Webサイトやアプリケーションなどを作成することが可能になります。
国際部国際企画課
TEL: 086-251-7048