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本学工学部は1月12~13日、持続可能な材料化学を学ぶ「工学部SDGs Seminar 2021 Winter」をオンラインで開催し、4カ国7大学の大学生・教員52人が参加しました。
開会に先立ち、阿部匡伸工学部長があいさつしました。続いて、大学院自然科学研究科(工)尾坂明義特命教授、福岡歯科大学・都留寛治教授が材料化学に関して講演。浙江大学、浙江工業大学、厦門大学、プトラ大学、マラヤ大学、シンガポール国立大学と本学の教職員が、プレゼンテーションや議論を行いました。さらに、本学工学部独自の取り組みであるフォーミュラ(リンクから動画をご覧いただけます)や工学部・坂倉彰研究室で行った特徴的な化学実験(大学院自然科学研究科(工)溝口玄樹助教・工学部4年安部岳さんが実演)を、字幕付きの映像((株)iプランニングKOHWA吉行史生制作・清水健夫撮影)で紹介することで、オンラインならではの「学び」を共有しました。
参加大学はいずれも2014年~2018年に本学工学部を中心として実施した、JSTの日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」に参加しており、工学部との共同研究や留学生の受入れなどの国際交流を継続しています。本セミナーは、今後実施予定の国際的な高大連携プロジェクトの参考とするため、岡山県立岡山一宮高等学校教諭にも公開しました。
参加者のうち、本学修了生で本学国際同窓会の中国華東地域副支部長でもある浙江工業大学・Xiao Fan准教授は、「世代を超えて自らの指導学生と一緒にセミナーに参加できてうれしい。今後もよい関係を継続したい」と話しています。
なお、本セミナーは本学工学部の中村有里技術専門職員が主催し、JST「さくらサイエンスプラン フォローアップ支援」事業の一環として行われました。中村技術専門職員は、岡山大学SDGsアンバサダーとしても活動しています。
工学部は、今後も国際オンラインセミナーなどを通じて、持続可能な国際交流活動を推進してまいります。
工学部技術専門職員 中村有里
TEL:086-251-8263