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岡山大学教育学部附属中学校では、総合的な学習の時間を中心に本学で推進するSDGsとのつながりやマルチステークホルダーとの連携・協働を生かした学習プログラムの提案、実施を促進し、持続可能な社会づくりに主体的に参画できる生徒の育成に取り組んでいます。
このたび、第3学年の総合的な学習の時間(ER探究)で個人テーマ探究に取り組んだ同校3年・野中美和さんの活動が、地元紙(2020年12月31日付山陽新聞朝刊)に「点字ブロック破損場所 歩いて調査 岡山大付属中の野中さん、地図作成」として掲載されました。
野中さんは、テーマ「町に必要とされる道~視覚障害者の視点から~」、問い「私たちの町に必要とされる道とはどのようなものか?」を、SDGs11「住み続けられるまちづくりを」・SDGs16「平和と公正をすべての人に」との関連性から設定しました。そして、点字ブロック発祥の地でもある同原尾島地区などを歩き、ブロックが傷んだ現場を調査しながら、その成果物であるマップを作成しました。同校の授業では、クラス・学年発表で代表プレゼンを行いました。さらにその後、事後活動として岡山市立操山公民館に自ら掲示を依頼し、地域の方々に広報・啓発することでSDGs達成に貢献したいと考え、行動しました。その展示が自治体の目に留まり、点字ブロックの修繕計画に繋がりました。
今後も同校では、学校での学びと地域・社会での発信・行動を通したESD for SDGsを推進していきます。
▼山陽新聞デジタルの記事はこちら
https://www.sanyonews.jp/article/1086360
教育学部附属中学校 研究主任 竹島潤教諭
TEL:086-272-0202