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本学は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)」に対して、全学を挙げて取り組んでおり、地域などのステークホルダーを含めたSDGs活動を精力的に実施しています。また研究推進機構とオープンイノベーション機構では社会課題に繋がる基礎研究の実施とともに、次世代の新たな価値を生み出すイノベーション創出を推進しています。今回、わが国最大規模のSDGsオンラインイベントである「第3回SDGsオンラインフェスタ」(主催:SDGsオンラインフェスタ実行委員会、共催:一般社団法人こども食堂支援機構、NPO法人ママライフバランス、株式会社Flexas Z、後援:内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム、埼玉県)が10月31日開催され、本学東京オフィス駐在の佐藤法仁副理事・URAがSDGs講演の枠に登壇しました。
はじめに本オンラインフェスタの実行委員である稲葉涼太マネジメントディレクターからSDGs講演の趣旨と講師紹介が行われました。続いて佐藤副理事が「世界共通言語『SDGs』で如何にして価値創造を導き出すのか」と題して講演。SDGsを単に「ムーブメント」として捉えるのではなく、経済を回す「事業」として実施していく視点が重要であるとともに、自組織が既存事業として、あるいは新規事業としてSDGsと紐づけて事業化する際のヒントについて事例を交えながら紹介。さらにSDGsの達成に向けた科学技術イノベーションの貢献(STI for SDGs※)のあり方について、事業として進めていく方策などについても紹介され、500人を超える参加者らは熱心に聞き入っていました。講演後には参加者との質疑応答も行われ、最後に稲葉マネジメントディレクターから「SDGsを事業として推進するうえで、とても参考になり勇気づけられる講演でした」とコメントがありました。
本学では「岡山から世界に新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学」を掲げ、教育研究、社会貢献活動を精力的に実施しています。その中で現在、社会が経験したことないコロナ禍などのパラダイムシフトにおいて、本学の掲げる持続可能な社会を支えるビジョンがますます重要になって来ています。また先日、内閣府の「国立大学イノベーション創出環境強化事業」の採択を受けて、本学では大学の経営基盤の更なる強化とともにイノベーション創出を連続的に生み出すイノベーション・エコシステムの環境整備を強化促進させます。今後もさまざまなステークホルダーらとともに協働し、社会の課題解決と新たな価値の提供を担うことのできる研究大学として活動を強化していきます。
※STIは、Science(科学)、Technology(技術)、Innovation(イノベーション)の頭文字を取ったもの。「科学技術イノベーション」を意味します。
岡山大学東京オフィス 副理事(研究・産学共創担当)・URA 佐藤法仁
TEL:03-6225-2905
TEL:Email:norito-satoh◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。