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本学は11月11日、岡山大学と国連貿易開発会議(UNCTAD)による「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース:Young Female Scientist Programme in Japan」のキックオフセレモニーをオンラインで開催しました。
本学とUNCTADは、1月9日に、SDGs(持続可能な開発目標)達成のための科学技術イノベーション(STI for SDGs)の人材育成に向けて、大学としては世界初となる包括連携協定を締結。今回は本協定に基づき、UNCTAD加盟国におけるアセアン諸国及びアフリカの途上国を対象に、2週間から1か月程度の短期の共同研究・研修を行う「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース」への参加者7人(ボツワナ2人、カメルーン、エジプト、エチオピア、マダガスカル、タイ各1人)がUNCTAD加盟国および本学の選抜を通して正式に決定したことから、各若手女性研究者達とUNCTAD関係者および岡山大学とをオンラインでつなぎ、本キックオフセレモニーが開催されました。
セレモニーには、本学の槇野博史学長、高橋香代理事(企画・評価・総務担当)、佐野寛理事(教学担当)・総括副学長、那須保友理事(研究担当)・副学長、木村邦生副学長(国際担当)、横井篤文副学長(特命(海外戦略)担当)・ユネスコチェアホルダー、シャミカ・シリマンUNCTADテクノロジー・ロジスティクス局長、アンヘル・ゴンサレス・サンスUNCTADサイエンス・テクノロジー・ICT部長らが出席。開会のあいさつでは槇野博史学長が、「SDGs推進研究大学である岡山大学に来られた際には、研究室の内外で、多様な方々と交流ならびに意見交換していただき、STI for SDGsのために自身に何かできるか、新たな価値を共創し、発信してください」と若手女性研究者を激励しました。また、シャミカ・シリマンUNCTADテクノロジー・ロジスティクス局長は、「UNCTADと岡山大学は、途上国における真のSTI for SDGsの活用を加速させるため、特に若手女性研究者の育成に重点的に取り組むことで合意し、今回このプログラムが実現したことを非常にうれしく思います」とあいさつしました。その後、選抜された7人の若手女性研究者および本学の受入教員と、各々の自己紹介を通して和やかな交流が行われました。また木村副学長が、本プログラムの意義や、研究者の今後の日本への渡航に向けて説明しました。
このプログラムでは、若手女性研究者がそれぞれ希望する研究分野の知見を得るため、各研究室を訪問し、短期の研究活動を行うとともに、本学が推進するSDGsの取組等について学ぶ予定です。本学はこの事業を契機に、STI for SDGsを実施運営する国連の中枢機関のUNCTADと連携を強化し、STI for SDGsの人材育成の取組を岡山から世界へ推進し、国内外に発信していきます。
○国連貿易開発会議(UNCTAD)
1964年に設立。ジュネーブに所在する、貿易と開発、金融、投資、技術、持続可能な開発の関連問題に総合的に対応する国連の中心的な機関です。途上国の貿易、投資、開発の機会を最大化し、グローバリゼーションから生じる問題に直面する途上国を支援し、対等な立場で世界経済へ統合することを目的としています。
国際部国際企画課
TEL:086-251-7036