国際原子力機関IAEAと協定調印のWeb会議を挙行 最新がん放射線治療法BNCTに関する協定を発展継続

 本学は国際原子力機関(IAEA)の原子力科学・応用局と、最新のがん放射線治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に関する協定を結びました(6月4日付)。6月18日には両者間でWeb会議を行い、本学の槇野博史学長とIAEAのNajat Mokhtar(ナジャト・モクタール)事務次長(原子力科学・応用局長)が参加して調印式を実施しました。
 本学は2016年10月26日にIAEAの原子力科学・応用局物理・化学部と「ホウ素中性子捕捉療法の研究と高等教育に関する協力協定」を締結しており、本学のBNCTに関する研究を行う中性子医療研究センター(NTRC)が中心となって、IAEAとの連携を深めてきました。今回の協定はこれを発展させたもので、IAEAと協力してBNCTの技術文書を更新することなどを目的としています。
 オンラインで行った調印式には、本学からは槇野学長をはじめ那須保友理事(研究担当)、古矢修一副理事(研究担当)、市川康明NTRC国際連携部門特任教授、井川和代NTRC国際連携部門特任准教授が参加。IAEAからはMokhtar事務次長をはじめ、Melissa Denecke(メリッサ・デネッケ)物理・化学部長、Danas Ridikas(ダナス・リデカス)物理課長、Joao Osso Jr(ジョアオ・オッソ・ジュニア)産業応用・化学課長、放射線生物学・治療学課のOleg Belyakov(オレッグ・ベリヤコフ)氏、物理課のIan Swanson(イアン・スワンソン)氏が参加しました。槇野学長が「われわれ岡山大学の研究者とIAEAとの協同で、BNCTの技術をさらなる段階へと高めていきたい」とあいさつし、槇野学長とMokhtar事務次長とで互いに協定書に署名しました。
 本学は名古屋大学やIAEAと連携し、新世代のBNCTの技術開発(薬剤と加速器システム)や教育プログラムの開発に取り組んでおり、今回の協定によってBNCTの技術発展と教育を加速させ、SDGsに貢献することが期待されます。

○BNCTの詳細についてはこちらをご覧ください。


【本件問い合わせ先】
岡山大学中性子医療研究センター
市川康明 特任教授/井川和代 特任准教授
TEL:086-235-7785

新しい協定書に調印したMokhtar事務次長(左)と槇野学長
調印式の様子
左から井川特任准教授、古矢副理事、槇野学長、那須理事、市川特任教授

© Okayama University

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