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本学の槇野博史学長らは5月29日、新型コロナウイルス禍におけるSDGsアンバサダー学生の活動の現状を把握し、今後の支援体制の構築に活用するため、本学SDGsアンバサダー学生8人と、遠隔会議システムを利用して懇談会を開催しました。
懇談会には槇野学長のほか、狩野光伸副理事(SDGs推進担当)・SDGs推進企画会議議長、SDGs推進企画会議から宗村広昭環境生命科学研究科准教授と山本由美子グローバル人材育成院(グローバル・ディスカバリー・プログラム)准教授、「岡山大学×国連SDGsのさらなる深化に向けて」をテーマに開催された令和元年度岡山大学未来懇談会から吉川幸全学教育・学生支援機構准教授、岩淵泰地域総合研究センター准教授が出席。学生は、教育学部、法学部、経済学部、理学部、医学部、工学部の学部学生と医歯薬学総合研究科の大学院学生の計8人が参加しました。
槇野学長は、「これまで新型コロナウイルス禍において、大学院学生には研究活動での、学部学生にはオンライン授業でのさまざまな支障について、直接の声を聞いて対策を検討してきました。SDGs推進研究大学である本学でSDGsの取り組みを行っている皆さんからも、直接声を聞いて、大学として支援できることを考えていきたい」とモニター越しに学生にあいさつ。SDGsアンバサダーに期待することや本学のSDGsの取り組みについて紹介し、若手の教員・職員やSDGsアンバサダー学生を構成員とするSDGs未来懇談会(通称:ミライコン)の設置について説明しました。その後、参加した宗村准教授、山本准教授、吉川准教授、岩淵准教授の4人が自己紹介を兼ねて、各自のSDGsの取り組みを紹介しました。
参加した学生は、新型コロナウイルス禍で現在行っている活動や今後計画している活動について、現状で工夫していることも含めて紹介し、今後の展開で大学に後押ししてほしいこととして、学内外での連携に向けた支援を必要としているとの意見を述べました。
現状を聞いた教員からは、自分たちがやりたいことだけでなく、地域のニーズを汲み取って社会課題の解決に向けた取り組みを行っていくことも必要であることや、活動を行っていくとややもすれば活動すること自体が目的となってしまうことがあるので、なぜその活動をしているのかという目的に立ち返って考えていくことも必要といったアドバイスがありました。
さらに、学生からは「SDGsアンバサダーの学内での認知度がもっと上がれば、より協力を得られるのではないか」、「SDGsアンバサダー内でも情報共有や協働をもっと進められるのではないか」、「SDGsアンバサダーを名乗ることのメリットをもっと見出したい」といった率直な意見が出されました。槇野学長は「若手の教員や職員、皆さんも参加できるミライコンの場で、教職員と学生が一体となったSDGsの推進に向けた議論を進めていってもらいたい。そうした中で課題解決が図られることを期待している」と締め括り、各教員からもミライコンを更なる活動推進の場としたいとの意見が寄せられました。
本学では、ミライコンを共創の場として活用するなど、教員・職員・学生が一体となってSDGsを推進していけるよう取り組みを進めてまいります。
副理事(SDGs推進担当)
狩野 光伸
E-mail:SDGs◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。